その氷は昭和基地周辺の氷山の氷で、降り積もった雪が、何千年から何万年もかけて押し固められ、氷河として流れ出てきたものだそうです。氷の中に小さい気泡がありましたが、その気泡は雪が押し固められるときに閉じ込められた空気だそうで、この空気も何千年、何万年前の空気ですから「空気の化石」です。
子どもたちは氷を手に取って、気泡がはじける音と感触を楽しんでいました。はじけた気泡がはるか昔の空気だなんて、本当に不思議な感じです。
思いもよらぬ南極からのプレゼントで、貴重な体験をさせてもらい、子どもたちの南極への思いもますます深まったようでした。
氷を耳に近づけて音を聞いています |
水に浮かべてみると気泡がよく見えました。普通の氷とはまったくちがいました |