≪一つ一つの体験が自分を成長させてくれる≫
夏休みになると毎年行われるラジオ体操や子ども会のキャンプなどがあります。毎年繰り返しているように見えますが、そのときの年齢での学びがあり、取り組む態度や意識に変化が見られます。その時期に恒例として行っている行事は繰り返されることで大きな価値を持っています。それに対して、その学年になったときに初めて参加できるような行事やその年だけに企画された行事などがあります。前者では、積み重ねや繰り返しが知識であり経験となって、次の年へと改善に向けて考えたり工夫したりして伝統的に受け継がれていくものとなっていきます。後者では、まったく新しい体験であるために不安や戸惑いがあり、困難を乗り越えてやり遂げる満足感が自信となって残ることが多いと思います。鯖街道まっしぐら。 みんなで励まし合い歩き通すことが出来ました。 |
新しい体験でお伝えしたいことが2つあります。1つは、鯖街道踏破体験事業への参加です。今年も非常に暑い中でしたが、ゴールの出町柳商店街を目指し2日間の行程を完歩しました。個人では体験しにくいことですし、一人ではさみしいものです。安全を確保し周りからの支えや施設への対応等が頂ける環境を作ってくださって初めて行えるものです。小学校5年生において、夏の暑い中1日目の約23㎞を集団で歩き通すということは未知の体験です。歩き通しての足の痛みや疲れ、友達の息づかいなど感じる中で、鞍馬寺への最後の登り階段のつらさを大人も子どもも実感を通して、経験を共有することができました。2つ目は、この夏に民生児童委員会が企画してくださった子どもの「なかよし広場」で、坐禅を経験させていただいたことです。下の清福寺で住職さんの教えを頂き、心静かに静寂の中で姿勢を正しての坐禅。1年生から6年生までいる中で、どの子も教えを守り、形を作り心静かに坐禅を経験させていただきました。厳しいけれど、新鮮な体験だったろうと思います。
どちらも多くのサポートのお陰で貴重な経験ができ、一人ひとりに大きな自信が育ったことでしょう。お世話になりました方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。
≪2学期のスタート≫
2学期は、たてわりまつりをはじめ充実した行事があり、勉強にも一段と熱が入る時期です。心身ともに、より成長する時期でもあります。夏休みの生活からスイッチを切り替え、学校生活のリズムに早く戻せるよう御協力をお願いいたします。実りのある2学期になるように、行事を活かしながら職員一同取り組んでまいります。気になること、相談したいことなどありましたら御連絡下さい。