2012年7月2日月曜日

平成24年度学校だより 7月

≪郡連合球技大会から≫

 5・6年生は、6月8日(金)に大飯郡小学校連合球技大会で、ミニバスケットボールと卓球の種目のどちらかに出場しました。他の学校の同学年の子と対戦をするので、自分たちの力を試す絶好の機会でした。6年生は自分の目標を1人ずつ決め、めあてを持って練習し、大会に臨みました。それぞれに精一杯力を発揮し、勝負を挑みました。当日も熱心に応援くださいました保護者の方、ありがとうございました。

結果の勝ち負けも大切ですが、1年後の目標を決め、次の日からどうしていくかを考え、実際に行動していくことが重要だと思っています。その力をぜひ育てたいと考えています。先々週の日曜日に学校で外仕事をしていましたら、男の子が1人で走ってくるのに出会いました。「がんばっているなー」と声をかけ話をしてみると、強くなりたいんですと夢を話してくれました。きっと夢の実現に向けて1歩1歩近づいていく力を持っていると感じ、その子が大きく見え頼もしく思いました。

≪避難訓練から≫
 6月18日()に、地震とそれによる火災対応の避難訓練を実施いたしました。訓練ですが、どの子もふざけることなく真剣に取り組む姿を見て、当たり前のことが当たり前にできる素晴らしい態度と心の持ちように、感心しました。正しい知識と判断力そして意識と態度。これなら緊急の非常時にも、冷静に対応できる力が付いてきていると思いました。(日ごろの生活が大切です)

≪算数の力を伸ばす算数的活動について≫
 前回は、今求められている学力についてを説明しました。今回は、「算数的活動」についてお話しいたします。

1年生を例にすると、足し算の計算の意味や計算の仕方を学ぶときに、教科書や黒板を使って学習を進めるだけでなく、具体物(ブロック、おはじきなど)を並べ、お話をしながら操作します。また、具体物を操作しながらお話をします。さらに、数、式、図を使い、足し算の計算の意味や計算の仕方を自分の言葉で説明していきます。そうすることにより、機械的操作で覚えるレベルから、思考をめぐらし具体物の操作、説明活動を通して、より考えが深まり、定着が進みます。また、形や大きさなどを学習する際にも、具体物を用いて考えることにより、視覚感覚や量感などを養いながら、算数の力を育てていくことができます。

具体物を操作することだけでなく、算数の課題について考えたり、算数の知っている知識をもとに発展的に考えたり、考えたことを表現したり説明したりする活動も「算数的活動」と呼んでいます。
このような学習を仕組んでいくことで、教え込みではなく、子どもの学習活動を中心とした授業となり、子どもにとって分かりやすく楽しい授業となるよう、教師は授業を工夫していきます。参観授業で見ていただいたように、学校では毎日工夫しながら、授業を進めているところです。