2014年9月1日月曜日

平成26年度学校だより 9月

 長かった夏休みも終わり、子ども達の大きな事故やけがもなく一安心しています。久しぶりに子どもたちがそろい、元気に2学期をスタートさせることができました。
  1か月余りのこの夏休みは、子どもたちにとってどんな成長があった夏休みだったでしょうか。学校では、7月後半に水泳教室、補充学習、4年生へき複交歓会、6年生町児童交流会、8月に入り6年生の森林教室、8月後半は5年生の鯖街道踏破体験学習、高学年の陸上教室がありました。8月後半の陸上教室では久しぶりに高学年の児童が集まりグランドで走る姿が見られ、活気が戻ってきました。また、たてわりまつりの準備にも取り掛かっており、今年のたてわりまつりが楽しみです。

≪体験を通して分かること≫
  夏休みになると毎年行われるラジオ体操や子ども会のキャンプなどがあります。毎年繰り返しているように見えますが、よい伝統が引き継がれているものは、そのときの年齢での役割と学びがあり、取り組む態度や意識に変化が見られます。それに対して、その学年になったときに初めて参加できるような行事やその年だけに企画された行事などがあります。
後者に該当する行事として、名田庄公民館主催の「旧鯖街道踏破体験学習」があげられます。5年生を対象として、学校からゴールの京都市の出町柳商店街を目指し、集団で歩いて行く体験学習です。2日間をかけて、徒歩約28㎞、バス、電車で移動をして学校まで戻ってきます。特に、小学校5年生において、夏の暑い中1日目の約23㎞を集団で歩き通すということは未知の体験です。歩き通しての足の痛みや疲れ、友達の息づかいなど感じる中で、鞍馬寺への最後の登り階段のつらさを大人も子どもも実感を通して、経験を共有することができました。
個人ではやろうと思っても実行できませんし、安全を確保し周りからの支えや施設への対応等が頂ける環境を作ってくださって初めて行えるものです。実際に歩いてみて、昔の人のすごさに思いを馳せたり、励ましてくれる友達や大人の方のありがたさや、ボランティアで参加いただいている大人の方々の支えに気がつきます。また、鞍馬寺で宿泊をすることで、宿坊での作法、食事と命、牛若丸等の教えを学ぶことができました。これまで卒業していった子どもたちも同様の体験をしており、その先輩方に1歩近づきました。何よりも自分の体力と足と心に自信を持ち、自分をほめてやりたい気持ちが育ったことと思います。
運営いただきました名田庄公民館様、直接子どもの支援をしてくださいました5名の一般ボランティアの方々、大変お世話になりありがとうございました。
完歩出来るかワクワクしながら、元気よく出発していきました。

  ≪2学期のスタート≫
 2学期は、たてわりまつりをはじめ充実した行事があり、勉強にも一段と熱が入る時期です。心身ともに、より成長する時期でもあります。夏休みの生活からスイッチを切り替え、学校生活のリズムに早く戻せるよう御協力をお願いいたします。運動や活動量も増えてきますので、食事や睡眠の部分でも、「早寝、早起き、朝ごはん」の健康的な生活ができますよう、お願いいたします。気になること、相談したいことなどありましたら御連絡下さい。