小浜市の人権擁護委員の方が学校へ来てくださり,人権紙芝居『桃色のクレヨン』を読み聞かせてくださいました。『桃色のクレヨン』は,8年ぶりに会ったいとこに知的障がいがあることを知って戸惑い避けていた主人公が,友達や家族,いとことの関わりの中で,偏見を持たずに接することの大切さに気付いていくお話です。とても上手な音読ですぐに引き込まれ,どの子も最後まで真剣に聞いていました。
<あらすじ>
美奈子は,いとこの雪が8年ぶりに外国から帰ってくると聞いて,喜びと期待で胸をいっぱいにしていた。しかし,雪に知的障がいがあることを知って戸惑い,友達にウソをついて会わせないようにする。ウソがばれ友達から責められたことをきっかけに自分の行動を反省した美奈子は,雪のやさしさや雪に偏見を持たない家族の言動に触れ,みんな同じ人間だということ,人にはそれぞれ違いがあるということ,障がいも『個性』として受け止めることなど,たくさんの大切なことに気付かされていく。