2020年12月17日木曜日

サクラマスの飼育が始まりました

  南川流域の小学校を対象にしたサクラマスの発眼卵飼育に、今年度も参加することになりました。12月15日に福井県立大学海洋生物資源学部の方が来校され、サクラマスの発眼卵が届きました。

 サクラマスは渓流の女王と呼ばれるヤマメの一部が海に降りたもので、約1年間の海洋生活を終えて、産卵のために生まれた故郷の川に帰ってくるそうです。かつて南川にも多くのサクラマスが生息していましたが、堰(せき)やダムによって河川へ戻ってこられなくなったり、河川環境の悪化などもあり、現在ではほとんど生息していないそうで、この活動は「南川サクラマス復活プロジェクト」のひとつだそうです。

世話をする3年生は、飼育についての注意点などの説明を聞き、これから育てるサクラマスの卵を見て、「オレンジ色で小さい」「かわいい」など興味深そうにサクラマスの卵をのぞき込んでいました。

これからふ化が始まります。卵には2つの小さな目も確認できました。3月に南川に放流するまで、水かえや餌やりなどをしっかりと行い、大切に育てていきたいと思います。