≪自分の夢を持つ人はがんばれる≫
1月1日、実業団のニューイヤー駅伝で、早川翼選手(名田庄小学校平成14年度卒業生)が快走し、見事1位でゴールテープを切る姿を見ることができました。7区のアンカーにエントリーされていたので、1区のスタートの時からワクワクして見ていました。レースは優勝候補チームが競り合い、順位が入れ替わりの混戦状態から途中で抜け出し、2位とかなり差をつけ余裕を持って早川選手のところへタスキが来ました。最後までしっかり走り切り、区間賞を取るという見事な走りっぷりに感動しました。大変なプレッシャーの中、自分の持つ力を発揮されました。
この名田庄で過ごした小中学校時代。その当時一番少ない19人という学級でした。早川選手が小学校時代にどんな夢を持っていたのか、伺っていないので分かりませんが、中学校時代で長距離の力を発揮し始められました。野球をやりながら走り込み、県中学校の陸上大会に出場され好成績を収められました。多分、当時の教育環境と現在と大きな違いはないと思うので、どんな将来を作っていくかは本人次第です。
1昨年に早川選手の講演があり、「4回の箱根駅伝」と題しての話を伺う機会がありました。大学1年で箱根駅伝に出場され、見事なデビューをされました。話で印象に残っているのは、自分自身の陸上ノートを作っておられることです。その年の初めに具体的な数字で自分の目標を立て、それに向かって過去の練習を振り返りつつ、今年の取組みを決めるそうです。これまでの反省の上に、課題の克服に向けて練習計画を立て、また1年を振り返るという取組みが印象に残りました。今後もけがや故障なく練習をされ、ますます力を発揮し世界へ羽ばたいていただきたいと願っています。
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○苦手科目を持つ、学力が低い生徒に5つの共通習慣がある
①だいたいできた ②後で! ③間違いをその場で直さない
④否定語が多い(無理・大変・出来ない)
⑤先生を好きになれない
上記の早川選手の陸上に対する取組みは、この5つのどれにも当てはまらない前向きなものだろうと推察します。1つ1つの練習を丁寧にこなし、故障しないような限界での練習、監督を信じてよく話を聞き自分で理解してついて行く、その結果が今年の成果となっているのでしょう。大人でも一緒ですが、この5つの習慣を改善することが何でもよくできるようになる自己改革だと思います。是非、担任の先生を子どもの前で非難せず理解を示す親であっていただきたいと思います。それが子どもの成長につながっていきます。もちろん担任の誤りもありますので、適切な対応をお願いします。残りの3学期で次の学年に進みます。がんばりましょう。