新年明けましておめでとうございます
保護者の皆様、地域の皆様におかれましては御家族お揃いで新年を迎えられたことと存じます。旧年中は本校の教育活動推進に多大なる御理解・御協力を賜り厚く御礼申し上げます。名田庄小学校職員一同、子どもの健やかな成長を願って教育に邁進していきます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
≪子どもの可能性と自立心≫
無限の可能性を秘めた子どもたち、将来どんな能力を発揮し、どんな人物になっているのかと想像するとき、学校ではあらゆる教育的な活動を体験させ、自分の興味や関心に気付かせるような環境が求められると思います。しかし、どんな規模の学校でもあらゆる専門的な分野の教員がいて、情報や体験等を準備できるわけではありません。小学校は、幅広く将来の基礎を養う段階です。では、どうするとよいのでしょうか。3つ考えられます。
1つは、学校の学習そのものが機会です。学校教育活動の中には、将来の日本人として必要な資質を踏まえた教科領域等の学習内容が準備されていて、それを学んでいく中で必要な知識や技能を学んでいくことができるようになっています。学校で習う教科をしっかり勉強していくことが重要であり、自分の可能性を伸ばす基本です。基礎基本を身につけることが、可能性を広げることにつながります。
2つ目は、体験を通して意欲を育てることです。自分で星の動きを調べてみたい、2重跳びが出来るようになりたいというような意欲を育てることです。それはともに継続していくことが必要で、向上心ともいえるものです。子どもは結果ですべて評価されてしまうと、努力の過程を大切にしなくなります。努力の体験を通し、がんばったからできるようになった素敵な自分がいることに目を向けさせてやるのが、親の務めだと思います。
3つ目は、自分の役割を自覚できるようにすることです。高学年になってリーダーや具体的な仕事の責任を任されると、今まで人前で話すことがなかなかだった子も見違えるような行動をとるようになっていきます。立場や責任が人を育てると言いますが、信頼して、まかせて、励まして、やり遂げさせていく中で、自分への自信や満足感を得ることができていきます。学校や家庭などの小さな社会の中で自分の役割を果たす経験が、自分を磨き成長させてくれます。
『5年生:宮大工本物体験事業を受けて』 宮大工の匠から手ほどきを受け、槍鉋で木を削りました。
釘を使わず、木だけで木と木をつないだり組み合わせたり、大工道具を見せていただき、実際に鉋仕事をさせていただきました。匠の技のすごさと、1つの職を通して将来の自分を考えるきっかけになったと思います。
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