12月4~10日は、人権週間です。学校でも人権尊重の意識が高まるよう、人権について考えたり、集会を開いたり、標語を作ったりして学校全体で取り組んでいきます。
人権侵害の深刻ないじめ問題が起き自殺等で全国的な問題となり、その度に対策が取られ学校でもこれまでの指導方法の見直しや研修、子どもが相談しやすい環境作りなどに取り組んできました。報道等で御存じと思いますが、昨年の事件等をきっかけに過去の経緯や重大性から『いじめ防止対策推進法』が作られ、平成25年9月28日に施行されました。いじめを防止するための国や県、学校の設置者、学校の責務が示されています。その重要性を受け、教職員全員で法について研修、防止のための計画立案、未然防止と早期発見のための手立て、心のアンケートから相談の実施等、取り組んでいるところです。
法の第4条には「児童等は、いじめを行ってはならない。」と明記されました。学校のいじめ防止のための責務も定められ、さらには保護者として我が子がいじめを行うことのないように努めることも規定されました。今学校では、深刻ないじめになるような状況はありませんが、「いじめはどの子にも起きうるものである。」、「いじめは人として絶対に許されないことである。」という基本姿勢で、いじめの早期発見、早期対応を徹底し、いじめに対して毅然とした対応をしていきます。
日頃の子どもの言動を見ていると、相手の気持ちにまで思いがいっていなくてトラブルになったり、思わずきつい言葉が出たりの場面があります。その都度、どうするとよかったのかを考えさせ、相手を思いやる気持ちが必要なことに気づかせています。教職員も自分の人権感覚を磨き、普段の授業を通して、自分もまわりの人も大切にでき思いやりのある児童を育て、人権意識の高揚を図っていきます。もし、いじめや人権に関すること、その他気がかりなことがありましたら、気軽に学校にお知らせください。
心を一つにして歌いました。 |